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- 麻雀新撰組 小島武夫 スペシャルインタビュー(2/3)

![]() ―麻雀新撰組を結成されて長いお付き合いがあったと思うのですが、阿佐田先生というのはどのようなお人柄だったのでしょう。
やっぱり懐が深くて、頭も良いし、知ってる通り小説もおもしろいでしょ。色々なアイデアをもってる人なのよ。 ―行動を共にしたり色々と教わったりと大変お世話になったということですね。
そうだね。当時僕たちもそんなに金をもっていなくてね。新撰組で韓国に遊びにいったときなんて、みんなで仁川までまで足をのばしたんだけど、結局僕たちは阿佐田先生におんぶにだっこになるからね、最終的に金浦空港に戻ってきたときには阿佐田先生もお金が一銭もなくなったと、そんなことになるわけよ。何か飲みたくなってもコーラ2本買うくらいしかお金がないから、それ買ってみんなで回し飲みしたよ。(笑)
―生活面でも人脈的なところでも色々なフォローがあったのですね。 そうそう。それで吉行淳之介さんなんかとも知り合いになって、吉行さんとも一緒に麻雀の研究という本を出したんだけど、これがまた売れたのよ。19万部くらい。その当時、麻雀の本で19万部なんてめずらしかったよ。他にも麻雀の本を50冊以上出したけど、「絶対に負けない麻雀」なんて、今でも売れているけど何十万部も売れているのよ。 ![]() ―お人柄についてお伺いしましたが、それでは麻雀打ちとしてはどのような打ち手だったのでしょうか。 凄く研究してたよね。それこそ捨て牌を作って相手に打たせる方法とか、それとどうやって大きな手を狙っていくとか。やっぱ阿佐田先生はそれが巧みだったよ。 ―その影響を小島プロも受けられたんですね。 そうそう。もう手役作りなんて凄かったもんね。捨て牌つくりだって色々研究したもの、阿佐田先生と凱章と3人で。でもやっぱり阿佐田先生が一番多くを知っているから色々と教わってきたんだよね。 だから、ほとんど僕がやっている麻雀というのは阿佐田先生から教わったことの繰り返しじゃないかな。もう大なる影響を受けたよ。 |
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